【レポート】小惑星探査機「はやぶさ2」報道公開(9/21動画追加)

平成26年度に打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」のフライトモデルおよび、
小型ローバMASCOT(Mobile Asteroid Surface Scout)の開発試験モデルが報道陣に公開されました。

いつもは紙媒体・動画媒体の2班に分かれて行われる撮影ですが、「はやぶさ2」の話題性か、
報道が殺到しており、6グループにわかれての撮影となりました。

9月21日 機体公開の模様を動画公開しました!




■ライブ中継中のコメントで頂いた質問を、はやぶさ2ミッションマネージャー吉川先生に伺いました。

Q1:衝突装置を投下する前にリハーサルを行いますか?
A1:衝突装置を切り離す事はできないが、小惑星への接近やタッチダウンをするので、何回かリハーサルのような事はできる。

Q2:ローバーは衝突装置を投下する前に投下しますか?
A2:衝突装置を落とす前にローバーを投下するか。後にローバーを投下するか。議論の最中。それぞれ、メリット・デメリットがあるので、小惑星に到着してから判断する事になる。

Q3:火薬でサンプルが汚染されてしまう心配は?
A3:我々も気にしているので、衝突装置を爆発させる高さを数百メートルと考えている、そうすれば、かなりの部分は周囲に分散するので、サンプルの汚染は少なくなると考えている。ただ、汚染が0にはならないので、分析の時に気をつける。

Q4:打ち上げウインドウをのがしたら次はいつですか?
A4:まだ公表できないが、次の機会を検討する事になる

Q5:小惑星1999JU3の内部構造状態は予想・把握できてるか?
A5:まだできていない。分かっているのは地上からの観測で直径900m程度、自転周期7.5時間程度と言う事くらい。表面や密度は行ってみないと分からない。

Q6:種子島へ搬入後にで組込みになるような機器はあるか?
A6:基本的にはすべて完成している。チェック作業はもちろん続けるが、燃料注入等は種子島搬入後になる。

Q7:はやぶさ2のミッション完遂後のエクストラミッションは決まっているか?
A7:決まっていない。再度スイングバイをして別な小惑星に向かう、ラグランジュ点へ向かう等、アイディアはあるが決まっていない。

Q8:はやぶさ2のミッションでもっともクリティカルな場面はどこか?
A8:打上げ、スイングバイ、衝突装置など沢山あるが、一番となると初代はやぶさでもうまく行かなかったタッチダウン。

Q9:初代はやぶさでは加点形式の評価をしたが今回は?
A9:現時点ではミニマムサクセス、フルサクセス、エクストラサクセスと言う形で判断

最後にメッセージをお願いします
はやぶさ2は初代はやぶさの経験があり、楽勝と思われるかも知れないが、実際は厳しいミッションになると思っています。初代はやぶさの経験をフルに活かし、確実にミッションを達成したいと思っているので引き続き応援をお願いします。

【写真・画像】
周囲から撮影した写真を photosynthで合成、回したり拡大したり出来ます。

asteroid explorer hayabusa2 rollout はやぶさ2機体公開 at sagamihara by nvs-live on photosynth




小惑星探査機「はやぶさ2」ミッション概要説明会 
ニコニコ生放送で視聴する≫ http://live.nicovideo.jp/watch/lv191468747
Youtubeで視聴する≫ http://youtu.be/GxCo_ZPPbeI


flickrでアルバムを写真を公開しています。 
2012年の本格組み立て前のものと合わせて公開しました! 合わせてどうぞ。

2014年8月 はやぶさ2フライトモデル報道公開
https://www.flickr.com/photos/nvslive/sets/72157646743878420/

2012年12月 はやぶさ2組み立て試験前報道公開
https://www.flickr.com/photos/nvslive/sets/72157647815953872/


flickrの写真は非営利であれば
(C)nvs-live.comのクレジット表記をして頂ければ
どなたでもご自由にご利用いただけます。



【レポート】温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」の現状と世界の二酸化炭素観測衛星

画像:宇宙博2014で展示中の「いぶき」実物大模型 撮影NVS

2014年5月24日、陸域観測技術衛星「だいち2号」が種子島宇宙センターより打ち上げられた後に、ひとつの報告が上がった。

5月25日 温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測停止。

衛星に電力を供給する太陽電池パドルの回転機構トラブルにより観測停止となったのだが、幸い5月31日から観測を再開した。トラブルがきっかけと言うわけではないが、ここで「いぶき」の状況を整理してみようと思う。

■「いぶき」の成果
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」は2009年1月にH-IIA 15号機で打ち上げられた。当時、全球の二酸化炭素やメタンガス濃度測定を行う唯一の衛星であった。2014年で運用5年が経過し、観測データも5年分の蓄積し、なおも観測中である。(
設計寿命5年)
主要な成果として、温室効果ガスである二酸化炭素とメタンの全球の季節毎の濃度観測、データより、3000km^2 単位での各地域の吸収排出量推定を算出している。
その結果は、COP/CMP(国連気候変動枠組条約締結国会議/京都議定書締結国会議)でも紹介されており、2013年のCOP19での日本の提言「攻めの地球温暖化外交戦略」においても、「いぶき」後継機による温室効果ガスモニタリングの施策が述べられている。

衛星の特徴をまつわる1つの出来事としては、2010年4月にアイスランドで大きな噴火があり、その噴煙影響により欧州の航空機運航が麻痺した事があった。ちょうど運用を始めた「いぶき」は大気のエアロゾル(ほこり)をよく観測できるため、大気の噴煙データ提供を行った事もあった。

■「いぶき」のトラブル
「いぶき」は順調に観測を行っているが、太陽電池パドルに関して2度トラブルを起こしている。JAXAに取材をした事をまとめる。

1度目は2010年2月。
「いぶき」は、地球を南北にまわる極軌道から、主に衛星直下の大気を観測している。その場合、極軌道では機体の向きに対して、常に太陽の方向が変化するため、効率良く発電できるように太陽電池パドルを回転させる機構を持っている。

図1:「いぶき」の軌道上での機体の向きと、パドルの方向について

「いぶき」には太陽電池パドルが左右に2翼あり、その1翼(パドル2側)の回転させる機構が動かなくなるトラブルが発生した。パドルを回転させる機構は1翼につき、2つあるため主系(A)から冗長系(B)に切替をして、運用を再開している。

図2:衛星打上げ時のパドルと駆動部のステータス

図3:2010年2月 パドル駆動部故障と冗長系への切り替え

2度目は2014年5月。
今度は、1度目とは反対側の太陽電池パドル(1側)の回転機構が動かなくなるトラブルが発生。「いぶき」の太陽電池パドルを動かす駆動部は、主系(A)と冗長系(B)をセットで運用する必要があるため、パドルを1翼のみ回転させての観測継続となった。

図4:2014年5月 駆動部故障で片翼稼働になる。


画像:「いぶき」実物模型の太陽パドル回転部

パドル1翼でも2400Wと、定常観測を行う分の電力を発生できるため、今後の観測に支障は出ないとのことだ。(ただし、衛星直下以外の方向を観測する特定点観測モードは停止となる)

■二酸化炭素観測衛星シリーズの今後
「いぶき」の運用期間は5年を想定されて設計されているが、観測センサーは現在も支障なく動いている。衛星の姿勢と軌道を維持する燃料も約90kg程度残っており、これは後14年運用可能な量となる。

(余談だが、2014年3月から「いぶき」のクイックルック画像がUSTREAMで配信されている。色は観測波長で表現されているので自然色ではないが、直近観測の地上や雲の様子を眺めることが出来る。のんびり雲の様子を眺めるのも楽しい)

Broadcast live streaming video on Ustream


温室効果ガスの衛星観測について状況が変わったのが、つい最近となる。
2014月7月にNASAの二酸化炭素観測衛星OCO-2がようやく上がった。

画像:NASA OCO-2のロゴ

画像:NASA OCO-2
OCO-2打上げ成功を祈願して

本来は、2010年にOCO-1が上がり、「いぶき」ともデータ補完を行う関係だったのだが、ロケットのフェアリングが開かず、打ち上げ失敗となった。衛星喪失後NASAは急いで衛星の再作成を行い、OCO-2を軌道に乗せた。

「いぶき」とOCO-2との間で同時観測と校正・検証をおこない、相互のデータ精度向上が期待されている。「いぶき」の後継機GOSAT-2が軌道に投入されるのも、2017年目標であり、しばらく時間がかかる。地球温暖化の主原因の1つとみられている大気中の温室効果ガス濃度上昇であるが、温暖化予測や国際的な方針に反映させるにしても、全球の継続的な観測データは大きな指針となる。
NASAのOSO-2が上がったことで「いぶき」と観測データの相互較正が可能になり、さらに「いぶき」と後継機GOSAT-2との間にも、同時運用期間を持てることが、継続観測に繋がり、科学的にも大きな成果となるでしょう。

■地球観測衛星シリーズのバス
衛星の電力、通信、姿勢制御などの機能維持に必要な基本部分のことを「バス」と言う。近年、JAXAが打ち上げた地球観測タイプの衛星「いぶき」「しずく」「だいち2号」は同じタイプのバスを使用している。
実は「いぶき」からのバス機能は、可能な限り機能を冗長化させて、1系統が壊れても、すぐに全損にならないような工夫が加えられている。
今回のように、太陽電池パドルが1翼動かなくなる状況でも、運用継続が可能になっているのは、衛星全体の冗長度を高め、設計に余裕があるためと言える。
「いぶき」より、さらに昔の地球観測衛星「みどり」「みどり2」「だいち」では、電力確保に必要な太陽電池パドルの破損、電源部の故障が原因で観測停止となった。「いぶき」の衛星バスは、その教訓を受けて設計されている。
「いぶき」以後の衛星バスに関しては、2010年のパドルトラブルを受けて「だいち2号」ではパドル回転機構を国産に変更し、トラブル対応がしやすいように改善されている。

地球観測系で気候変動、地形変動など推測していくには、継続観測でデータを経年で蓄積するのが重要となる。計画上は継続観測が出来る様に衛星を上げる事になっているが、予算面等の都合もあり、衛星の打上げ間隔は開きがちだ。衛星の寿命はもちろん設計目標が設けられるが、観測センサーが健在な間は長く稼働し、継続観測となることを期待していきたい。
( NVS @kimi_lica

■参考情報
温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測停止と再開について
http://www.satnavi.jaxa.jp/project/gosat/news/2014/140527.html

【レポート】全天周映像作品『HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-』観てきました


画像提供: (C)ライブ (C)HAYABUSA2製作委員会

 2014年7月14日(月)に多摩六都科学館で、
全天周映像作品『HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-』
のリリース試写会が行われました。この作品は、2014年冬季に打上げが予定されている、小惑星探査機「はやぶさ2」を取り上げたプラネタリウムドーム作品となります。
 7月11日の岡山県ライフパーク倉敷科学センターを皮切りに、7月19日からは、新潟県立自然科学館、山梨県立科学館、相模原市立博物館で上映が開始されます。



試写会は、多摩六都科学館で行われました。2012年にリニューアルされた
直径27.5mのドームに4Kプロジェクタ4台で投映されました。

 ストーリーは実際の小惑星探査機「はやぶさ2」が旅立つ前と言うこともあり、2010年探査機「はやぶさ」の帰還から始まり、「はやぶさ」の成果、「はやぶさ2」ミッションの計画決定までの道のり。そして、はやぶさ2の機能と探査ミッションの内容が、詳細なビジュアルと共に分かり易く描かれています。


小惑星探査機「はやぶさ」の帰還より、ミッションが始まる。
画像提供: (C)ライブ (C)HAYABUSA2製作委員会


「はやぶさ2」のミッション機器に関しても迫力のビジュアルで紹介
画像提供: (C)ライブ (C)HAYABUSA2製作委員会

 前作『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH -』で、ドームに映し出されたのは「はやぶさ」と地球、太陽と小惑星イトカワ、M-Vロケットぐらいでしたが、今回は実写撮影も行われ、「はやぶさ2」計画を実施する多くの関係者の努力や、全国のファンの声援、人の意志が強く感じ取れる内容となっています。
 後半には、「はやぶさ2」を宇宙まで送り出すロケットについても取り上げられ、日本のロケット系譜が紹介されています。上坂監督自身も、昨年のイプシロンロケットと今年のH-IIAロケットと2回の打上げを実際に現場で観た事で、地球の重力に打ち勝ち、宇宙へ旅立つロケットの力強さのイメージを深めていったそうです。



今回はH-IIAロケットで、再び宇宙へ
画像提供: (C)ライブ (C)HAYABUSA2製作委員会

画像提供: (C)ライブ (C)HAYABUSA2製作委員会

 H-IIAロケットによる「はやぶさ2」の打上げシーンでも、CGの大きな特徴である「自分達が直接行けない、入れない所を補って見せてくれる」視点を沢山描き出してくれています。そして、実際に「はやぶさ2」が目的地である小惑星1999JU3に到着する時には、この作品が補ってくれたイメージを書き換えるような、新たな小惑星の「未知の映像や知見」を届けてくれることでしょう。


探査目標の小惑星1999JU3 詳細はまだ未知である。
画像提供: (C)ライブ (C)HAYABUSA2製作委員会

『HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-』は、「はやぶさ2」ミッションの内容を上映時間36分で伝えてくれる最良の作品です。打上げ前の探査機にこれほどの作品が出来上がることは、本当に驚愕する事です。

 こんなエピソードがあります。
 前作『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH -』でも実際の小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還前から上映されており、正に帰還に忙しくなる前の時期に、イオンエンジンの担当者が作品を視聴しています。多くの観客がラストのはやぶさ帰還シーンで涙ぐんでいる中、一人ものすごく真剣な表情でドームを後にしています。「…帰還シーンが鮮明に描かれている。これは、絶対に戻さねば」と相当に鼓舞されたそうです。
 今作でも、上坂監督は、全国のファンや、探査機関係者へのエールとなって欲しいと述べています。はやぶさ2ミッションは、立案当時から目標とする小惑星へ向かうための時間制限と予算決定等で、計画執行まで色々な苦心がありました。今現在も、2014年冬期の打上げタイミングに合わせるため、探査機「はやぶさ2」実機のパーツを試験し、エンジニア達が組み立て、調整を連日行っている最中です。

 2014年冬季の打上げに合わせて、上映するプラネタリウム会場も増えていくそうですので、観られた方は、是非感想を「はやぶさ2」担当者さんにも届けてみてはいかがでしょうか。Twitterでは @haya2_jaxa となります。
 もちろんお返事は帰ってこないと思いますが、きっと読んでくれるはずで、それが探査計画へのエールにもなるでしょう。

『HAYABUSA2 -RETURN TO THE UNIVERSE-』、2014年冬季に予定されている「はやぶさ2」の打上げ前に是非ご覧下さい。そうすれば、探査計画のゴール。地球帰還の2020年まで、きっと長く楽しめる事でしょう。( NVS @kimi_lica

ーあらすじー
 「はやぶさの姿に、想いを重ねた沢山の人たちがいた。」
 はやぶさを引き継ぐはやぶさ2ミッションは、幾度となく先送りされ、一時は実現不可能なところまで追い詰められていました。しかし、はやぶさ2を応援する多くの人の声が日本中から集まり、ミッションは、実現に向けて大きく動き出します。より大きな推力を持つイオンエンジン、沢山のデータを送信出来るKaバンドアンテナ、小惑星表面を探査する3機のミネルバ2とMASCOT、そして人工的にクレーターを作るインパクタ装置。はやぶさ2の機体を紹介しながら、ミッションの詳細に迫ります。そして2014年末、いよいよはやぶさ2はロケットの力を借りて、宇宙に旅立っていきます。再び彼の新しい旅が始まるのです。

HAYABUSA2製作委員会


■上映情報
上映中
 岡山県  ライフパーク倉敷科学センター
7月19日〜
 新潟県  新潟県立自然科学館
 山梨県  山梨県立科学館
 神奈川県 相模原市立博物館

前作 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 帰還バージョンのBD,DVDはこちら

【レポート】角田宇宙センターに遊びに行きました。


画像:2014年角田宇宙センター一般公開 撮影NVS

 2014年4月20日に宮城県角田市にある「角田宇宙センター」の一般公開がありましたので、今回は取材とは別に遊びに行ってきました。
 角田宇宙センターは、ロケットエンジン、ラムジェットエンジン、スクラムジェットエンジンの燃焼試験や開発実験設備が沢山ある。いわば燃焼に関する開発試験現場となってます。

宇宙開発展示館には、海底より回収されたH-IIロケット8号機のLE-7エンジンが展示されてます。

回収されたLE-7エンジンスカート部分 所々へこんでおり、落水時に燃焼室部分と破断されている。


LE-7液体水素ターボポンプ部分 この内部にあるインデューサーと呼ばれる液体水素を
送り込むプロペラが破損したため、H-II8号機は打上げ失敗となった。


燃焼室に液体水素と液体酸素を噴射するインジェクター。
LE-7のインジェクター構造を詳しく見れるのはめずらしく、
エンジンの構造を実際に見ることが出来るのは角田宇宙センター展示室の特徴です。

H-IIRocket_2ndStageTank by nvs-live on Photosynth

屋外展示されているH-IIロケットの2段目燃焼試験モデル 

■改修前最後の高空燃焼試験設備公開
角田宇宙センターではH-IIAロケットの2段目に使用するLE-5B の実機搭載前の領収試験が
今でも行われていますが、今年から新型基幹ロケットに使用するエンジンの開発に向けて
高空燃焼試験設備が改修されます。
改修されると、LE-5Bの推力14tよりも大きなエンジンが、真空度の高い環境で試験できるようになります。


公開はバスの中となり、手前に映ってるのは、蒸気アキュームレータ
燃焼試験部分の真空度高くするために、水蒸気の気流の力で吸い出す方式をとっている。
試験前1週間かけて、蒸気を蓄積します。


三角形の部分が防爆用の土堤 この奥に、試験棟がありますが見えません。
設備の方も徐々に新型基幹ロケット開発に対応するように改修が進められていきます。

■角田宇宙センター 勝手にストリートビュー
施設見学で遊びながら、角田宇宙センターを歩き回って約100ポイントで
全天映像を撮影を行い、googleストリートビューっぽくしました。
使い方は、googleストリートビューと一緒です。
桜は満開後ちょっと経過しておりますが、角田の桜の景色が楽しめると思います。
ポイントは、ラムジェットエンジン試験設備 と 再使用観測ロケットエンジン試験設備です。
GoogleMapViewのページで見ると現在位置が表示されるので移動しやすいです。
なお、スマートフォンでのパノラマ撮影の為、画像が乱れている所があります。ご了承ください。



角田宇宙センターのマスコット ロケットくん
角田宇宙センターは毎年ローテーションで公開施設が変わるそうなので、また来年。


■おまけ 角田市のH-IIロケット

角田市の中心部 台山公園には、H-IIロケットの実物大模型が鎮座しています。
最大の特徴は、模型のすぐとなりにスペースタワーと呼ばれる展示タワーがあり
ロケットのフェアリングあたりまで登ることが出来ます。

タワーのエレベータからロケットを眺める事も出来まして、これが
とても気に入ってしまい、飽きずに10往復ぐらいしていしまいました。

アポロのサターンVロケット、スペースシャトル、ソユーズロケットなどの
有人ロケットにはロケットのすぐ近くに飛行士が乗り込むためのエレベータが
あり、ちょっとロケットに乗り込む気分に浸ることが出来ます。

残念ながらH-II側に渡る橋はついておらず、ロケットに乗り込むことは出来ませんが
いつの日か、本物のロケットに有人乗り込み用の橋をつけて欲しいものです。



ということで、角田市に寄ることがある機会がありましたら、是非一度登ってみてはいかがでしょう、楽しいですよ。

(4/29追記)
 館内ではブルースーツの無料貸出もあり、
 野口宇宙飛行士、山崎宇宙飛行士の
 似顔絵パネルと共に記念撮影も可能です。
(サイズは小さめのお子様用と大きめ大人用が用意されています)


台山公園のスペースタワーは入場料が必要です。


【取材レポート】三菱重工 H-IIAロケット打上げ輸送サービスに​関する発表


画像:機体移動をするH-IIAロケット11号機 204型 (今回の発表で使われるものと同型) 撮影:NVS

2013年9月26日に発表された、三菱重工業の
打上げ輸送サービス事業に関する発表会の模様です。

商業受注に関しての説明を行う
三菱重工業株式会社 航空宇宙事業本部 宇宙事業部長     淺田正一郎氏(左)
          航空宇宙事業本部 宇宙事業部 営業部長 阿部直彦氏 (右)

撮影:NVS

USTREAMでアーカイブ視聴する≫ http://www.ustream.tv/recorded/39251766
ニコニコ生放送でタイムシフト視聴する≫
 
http://live.nicovideo.jp/watch/lv153941416


プレスリリースはこちら
テレサット社(本社カナダ)の通信放送衛星打上げ輸送サービスを受注



画像:H-IIA21号機で高度化実証につかわれた、断熱塗装をした2段目。 撮影:NVS
(今回の発表の打上げでは、2段目高度化されたものを使う)

■会見概要
 会見概要を@iwamototuka さんがおこして頂きました。 ありがとうございます。
 http://d.hatena.ne.jp/iwamototuka/20130926/p1 より引用となります。

    発表文読み上げ

    淺田:本日は非常に嬉しいニュースを。テレサット社(本社カナダ)の通信放送衛星打ち上げ輸送サービスを受注。過去に韓国の衛星を受注しているが、商業衛星としては初めて。MHIは大手衛星オペレーターであるテレサット社(カナダはオタワ)のTELSTAR 12V打ち上げを受注した。打ち上げは2015年後半。TELSATR 12Vは西経15度の放送衛星の後継機。南アフリカ・大西洋・ヨーロッパ・ミドルイースト&アフリカの広範なエリアをカバー。テレサット社は9月初め、この衛星をフランスのアストリウム社から調達と発表。

    今回の打ち上げロケットはJAXAのもと開発を進めているH-IIA第2段高度化開発の成果を活用するものであり、衛星をより静止軌道に近い軌道へ投入することが可能であり、今回はその初号機。テレサット社社長ダニエル・S・ゴールドバーグ氏は次のように述べている。

    「今回TELSTAR 12Vの打上げを三菱重工に発注するのは、他の打上げ事業者との広範囲な比較検討の結果です。具体的には、三菱重工が提供するサービスが技術・運用面での経験、打上げスケジュールの柔軟性、ロケットの性能、取引条件等のテレサット社の選定基準において他の打上げ事業者より優れていました。テレサット社は、今回の三菱重工との協働が我々にとって新たな一歩を刻むものであると確信しています。 テレサット社と三菱重工の協働関係が成功し、我々の最新の衛星が計画通り打ち上がることを楽しみにしています。」

    また私の声明だが、「テレサット社は世界有数の衛星オペレーターであります。同社が今回の衛星打上げで当社を選んだことは、H-IIA改良機の優れた性能と高い信頼性を裏付けるものと言えます。私たちは世界市場で競っていく高い能力と専門性を有していると自負していますが、テレサット社のような主要な衛星オペレーターが、多々ある打上げ事業者の中から当社並びに我が国の技術力を評価し信頼してくれたことに感謝するとともに、衛星打上げで同社と協力し合えることを楽しみにしています。」

    H-IIAだが、これまで22機打ち上げ21機成功。打ち上げ成功率は95.5%台。我が国の実用衛星打ち上げ用ロケットは1975年のN-I、これはアメリカの技術を導入したものだが、当時の宇宙開発事業団(NASDA)、その後のJAXAによってN-II・H-I・H-II、H-IIA、H-IIBと開発が進められてきた。これらの開発で主要な役割を果たしてきた当社はJAXAから技術移転を受け、2007年9月のH-IIA13号機から、H-IIBに関してはつい先日8月から当社が打ち上げ民営化を担っている。そのような中、2009年に海外顧客発となる韓国KOMPSAT-3の打ち上げ受注に続き、今回発の商業衛星打ち上げ受注。当社にとって新たな地平を切り開くもの。

    今回の受注を弾みとして国内外の衛星打ち上げ輸送サービス市場でいっそう積極的に営業活動を展開し、我が国の自在的な宇宙活動を支える産業基盤の確立に中心的な役割を果たしていきたい。

    PowerPointによる説明

    世界の商業衛星オペレーター。1位はインテルサット社。テレサット社は世界4位。日本のスカパーJSATさんは5位。いわゆるメジャーリーガーの受注を得たということ。打ち上げ時期は2015年後半。我が社にとって2015年の静止衛星打ち上げは2機と非常に少ない。我々が商業衛星受注を行う意義として打ち上げ基数を揃えるということ。静止衛星が多ければ製造能力に余裕が無くなるが静止衛星が非常に少ない。2015年は穴埋めのためにも非常に役に立つ。質量はテレサット社との覚書により公表はできないがかなり重い衛星。204型というH-IIAの中では最強のバージョンで対応する。普段はSRB-Aが2本ある202型を使用している。204型はSRB-Aが4本。打ち上げ能力が1.5倍。今回はこの204型とともに、JAXAで開発中の高度化(第2段改良型)を利用し衛星を寄り静止軌道に近い軌道まで運ぶ。JAXAとの役割分担としては、JAXAは高度化飛行実証として第2段機体システムを準備。我々は打ち上げ輸送サービスとして高度化飛行実証機会を提供。政府の静止軌道ミッションが非常に少ない。放送衛星打ち上げを通じて実証する。

    高度化で何が助かるかというと、非常に難しい話になるが、日本から打ち上げた場合(静止化増速量1830m/s)の能力4.0t(202型の場合)や6.0t(204型の場合)であるが、世界標準の増速量としてこれは許容してもらえない。アリアン5の打ち上げ方で行うと2tや3tなどと半分ほどになる。今までの機体だと今回の衛星は打ち上げられなかった。高度化により202型だと2.9t、204型だと4.7tとなり世界市場で受注可能となった。204型はこれまで1回飛行しており、2006年12月にJAXAのETS-VIII「きく8号」を静止軌道に運んだ。

    今までの打ち上げ方は種子島から打ち上げ第2段が赤道を通過するあたり、クリスマス島上空を通過し衛星を切り離す。衛星は遠地点36000kmの楕円軌道で、遠地点で衛星自身の燃料を噴かすことにより静止軌道に入る。ここで問題となるのは、軌道面は地球の重心を貫くため種子島から打ち上げると軌道面が赤道面に対し斜めになる。ここで軌道面を変更するためにロケットが燃料を使用するため能力がどんどん落ちていく。これまでは打ち上げ後30分ほどで赤道面に達し、そこで衛星を分離していた。これをずっと抱えて飛行するように変更し、遠地点に近いところで衛星を切り離す。なぜこれが良いか。ケプラーの法則といい、半径が小さいとスピードが速くなり大きくなると(遠くまで行くと)遅くなる。速い時より遅い時に軌道面を転換する方が得になる。電池の容量や燃料の蒸発などのためこれまで出来ていなかった。高度化ではタンクを白く塗装し太陽の入熱を少なくした。また、再びエンジンを使用する時に極低温燃料が沸騰しないよう5時間のコースト(遠地点までの軌道)の間にエンジンを冷やし続けなければならならず、そのための燃料を節約する工夫など。また再々着火時に60%程度へのスロットリングにも対応。

    質疑

    ―NHK:改めて今回初めての商業衛星受注の意義を

    淺田:我々がベースとするのは政府の衛星だが、年によって2機や4機と変動する。2015年は2機しか無い。これを平滑化しないと産業界としては対応できない。我々はそのために商業受注を考えている。これまで様々な問題がありなかなか受注できなかったが、今回世界4位というメジャーから認めて貰ったということでマーケットの中である程度の評価が得られ、我々に対して引き合いが増える。政府に対し新型ロケット開発をお願いし、文科省からも予算要求を出して頂いているが、その新型ロケットで競争力を出していくために打ち上げコストを半分にしたい。しかしそうすると機数を倍にしないと産業レベルを保てない。政府衛星は増えないので商業衛星を取りに行かなければならない。今のうちに実績を作り信用力を増していかなければならない。例えば、宅配便で荷物を運ぶ時に全然知らない宅配業者ではなくある程度使い慣れている有名なところか、もしくは無茶苦茶安いところに頼む。今回の受注で知名度が増すことにより、新型ロケットが出来上がるまでにそれを確固たるものとしたい。

    ―これまで受注のネックになっていたところ、今回クリアできたところなど

    1つは打ち上げ時期の制約。2つめは打ち上げ能力。3つめは価格。1つめに関しては一昨年文科省の努力により通年打ち上げが可能となった。2つめについては商業衛星に対し打ち上げ能力が低く引き合いが来ても打ち上げられなかった。3つめについてはつい1年ほど前まで1ドル80円といった具合で、この状態で勝負しろと言っても非常に苦しい。これが100円ほどになりこれだけでも価格が25%下げられる。この3つが重なって受注にこぎ着けられた。

    ―基本的なことで恐縮だが、衛星オペレーターとは

    淺田:スカパーJSATさんの例で言うと、通信・放送衛星を打ち上げて運用し通信サービスを提供する会社。スカパーは自分自身で放送も行っている。また放送会社に対しトランスポンダのレンタル料を、通信についても衛星の中の送受信機のレンタル料で収入を得る。

    ―スペースニュース:JAXAとMHIの役割分担だが、これは第2段機体についてはJAXAの負担で製造するという意味か? 今回初めて政府の絡まない商業衛星の受注ということで独自のピギーバックペイロードを搭載可能になるが、それらを今後商業受注していく予定はあるか。またはMHI独自のペイロードを載せる予定はあるか。

    阿部:開発はJAXA。費用などは商業なので答えるのは控えたい。

    淺田:ピギーバックについては貢献したいと考えているが今回は高度化を適用しても能力ギリギリ。詳細な交渉を進め、もし余れば可能性は出てくるかも。

    ―読売:受注額を。また円安で受注額が下がっているという話だが、一般ではH-IIAは100億といわれているがH-IIB含めてかなり下がると思う。潮目が変わってかなり引き合いが来ている状況になりつつあると考えても良いか。

    阿部:受注金額はなかなかお答えできない。一つだけ言えるのは、価格だけで決まるわけではない。市場の需要と供給。信頼性やニーズなどの付加価値は千差万別。

    淺田:円安によって有利になっているのは確かだが、不利な点も一つある。アメリカのSpaceX社がかなり安い価格で市場に入ってきた。元々実績が無いので非常に値段を下げて価格破壊を起こしそうな値段で来ている。いくら円安でも価格ではなかなか勝てない。ただし良い話もあり、衛星は最近オール電化といい電気推進を使うようになり始めようとしている。遷移軌道から最後は衛星が加速しないといけないが、これまで化学燃料を使っていたのを電気推進に変更すると非常に軽くなる。そうすると204型で2つ同時打ち上げるなどが出来るようになり、(衛星1機当たりの打ち上げ費用が)かなり安くなる。デュアルロンチはアリアンスペース社の作戦。これまでH-IIA204型でもなかなか対応できる衛星は無かったが、これから実現する可能性がある。

    ―宇宙ニュース:具体的にどのような国や地域に受注していきたいか。打ち上げ成功率は95.5%と高いが競合他社と比べどのような水準か。

    淺田:どこどこと贅沢を言っていられる立場では無い。来るお客様拒まず。ただし最初に非常に大手から得られたのは非常に大きいと思う。平行して東南アジア・EU・アメリカなど引き合いがあればどこでも対応する。ただし衛星とロケットを組み合わせ運用までまとめてパッケージとして東南アジアや新興国に進出するのも一つの作戦。信頼度はアリアンや長征も高い。問題はロシアのプロトンで、最近失敗が続いている。成功率はここ数年のものが評価される。その意味で6号機以降連続成功しているH-IIAは非常に高いと思う。アリアンも最初の数機以外は全く失敗が無い。プロトンはトータルで数百機上げているが最近失敗している。信頼度はそこで下がっていく。スペースXのファルコン9は商業衛星はまだ1回も上がっていない。が、注文は沢山来ている。値段が安いからである。もう一つ我々として自慢したいのはオンタイム成功率。打ち上げを予告した日にきちっと上げる。決められた日に物を無くさず安く届けること。H-IIAはそのトップレベルにある。

    ―アリアンなどに打ち勝って受注を獲得できたのはあえて挙げるとすればそのオンタイム成功率が評価されたと考えられるか。

    淺田:例えば高度化開発の初号機であるが、初号機はやはり嫌がられる。それに対しこれまでの打ち上げ実績・成功率・オンタイム。オンタイムとは射場に行ってからほとんど不適合を起こさないこと。機体は何も問題を出さないということ。それらが評価されたと思う。

    ―読売:こういうことを聞くのは申し訳ないが、2段目はJAXAの実証。これが万一衛星を予定軌道に投入できないなどのトラブルが起きた時はMHIとして補償を行うのか。

    阿部:今回の契約では私どもとカスタマーとの契約なので私どもが全て保険をかけて。サービスプロバイダーの定型フォームに則って行っているので標準のものと変わらない。

    ―2段目はJAXAが用意するということで、値段は言えないが打ち上げ価格は安くなっていると考えて良いか。

    阿部:今回私どもとJAXAとカスタマーである意味WIN-WIN-WINの関係。それぞれメリットを享受し合って出来た枠組みである。

    ―NVS:今回本格的な主衛星としての商業衛星受注。H-IIAと衛星間のアセンブリに関して大きいところが受注してくれたことで今後水平展開しやすくなるといったメリットはあるか。

    淺田:これまではほとんど国内の衛星メーカーで作られた衛星だった。例外があるとすればMTSAT-1R「ひまわり6号(スペースシステムズ・ロラール社)」。整合性は取れていた。今回はEUのアストリウム社で、テレサット社に加え衛星メーカーでもトップ3に入るメジャー。そことの整合性が取れるというのも大きい。

    ―今回種子島から打ち上げられる大型衛星として初めて受注することになる。鹿児島経由で種子島に運んで打ち上げるというのはオーバーヘッドが大きいと思うが、衛星メーカーにとっての利便性を向上させる取り組みは今後強化していくか?

    阿部:確かに種子島へダイレクトに飛べないのは一つのハンディになっていた。今回のケースで言うと衛星オペレーター、つまりカスタマーとのインターフェイスを先方にとってやりやすい形で提案することで受け入れて頂いた。

    淺田:やりやすいというのは他の打ち上げサービス会社と同等の、日本に運んでから後の余分な費用はこちらで負担するということ。

    ―JAXAとともに高度化開発を進めてきたが、やっておいてよかったなという気持ちはあるか。

    淺田:まさしく高度化とは商業衛星を目指して進めてきた。政府の衛星ではそれほど必要では無い。種子島から上げるのは赤道から上げるアリアンより不利な条件。それを少しでも挽回するために我々は提案し受けていただいた。実証が最初から商業衛星でできるのは大きな意義がある。

    ―フリーランス秋山:TELSTAR 12シリーズは他の衛星オペレーター、インテルサットの方で利用されているが、今回のTELSTAR 12Vはアリアンなどで打ち上げ実績はあるか。

    阿部:NDAで話せないが、テレサットさんはアリアンをよく利用される。今回総合的な面でお選びいただいたと思う。

    ―時事:今回の受注に関連してテレサット社以外に他社の引き合いはあるか。

    阿部:けっこうある。何が契機になっているかというと為替の話、また2015年後半から2016年にかけて需要が大きい市場になっている。もう一つ、他のロケットの失敗もあり供給不足に近い状況。価格というより信頼性が評価されておりお声をかけて貰っている。更に今回こういう形でテレサット社から受注できたということで世界標準に対応できると認めて貰えるので(引き合いが)増えていくのではないか。

    ―御社の話から離れてしまうが、先日イプシロンが成功した。日本の宇宙産業拡大の期待の声も高まっているが御社の受注を踏まえ宇宙事業の拡大についてどのように考えているか

    淺田:イプシロンの打ち上げ能力はH-IIAの1/10なので完全に棲み分けが出来ている。イプシロンで対応するのは非常に小さな衛星。ロケットと衛星を組み合わせたパッケージ輸出の話をしたが、衛星によってはイプシロンの方が適切な場合がある。一緒になって世界に打って出たいと思う。海外からはH-IIAもイプシロンもいっしょこたに見えるかも知れない。H-IIAの実績を上手く利用しイプシロンも増えることを期待したい。
■関連情報
三菱重工プレスリリース テレサット社(本社カナダ)の通信放送衛星打上げ輸送サービスを受注
Telesatプレスリリース Telesat Orders High Throughput Satellite to Replace Telstar 12 and Expand Capacity at 15 Degrees West
JAXA H-IIAロケットの継続的な改良への取組み状況について (2段目高度化の内容、意義、効果がわかりやすく書いてあります)



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