【レポート】「はやぶさ」サンプル国際研究公募の選定結果について

2012年6月13日(水)に「はやぶさ」サンプル国際研究公募の選定結果について
の説明会がありました。
6月13日は、ちょうど、はやぶさが地球にカプセルを届けた日であり
すでに帰還より2年が経過したことになります。

この2年間の間に
カプセル中身の確認、イトカワの粒子と確認、初期分析、サンプルカタログ化が進み
今回、国際研究公募で世界中より広く研究、分析を行うステップとなりました。


説明をしていただいた
はやぶさサンプル分析・国際AO実行委員会・委員長 藤本正樹教授(右)

はやぶさサンプル・キュレータ 安部正直准教授(左)

国際AO公募は合計3回公募を想定しており、今回は第1回目となります。
世界からの研究提案は31件、関わる研究者の延べ人数は193名(日本99名、海外94名)
うち、17件のテーマを選定し、粒子63個を配布となりました。
配布粒子の大きさは10μm〜100μm程度の物になるようです。

テーマ選定の基準は、
・はやぶさのサンプルならではのテーマ
・小さな粒子を分析できる体制や機材があり、うまくハンドリングできそうか。 
を重視しています。
採択された国は日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア
サンプルは1年間の期間で貸し出しの扱いとなります。
早ければ1年程度で新事実などが出てくる可能性があります。

テーマ一覧は下記の通り

国際AO選定研究一覧(JAXA資料より)


国際AO選定研究一覧(JAXA資料より)


国際AO選定研究一覧(JAXA資料より)

この国際AOとは別途、はやぶさミッションの国際協力体制であったNASAに
昨年末に15粒を配布しています。
NASA側でも研究分析が進んでいくと考えられます。

はやぶさカプセルの粒子リストは国際公募募集のページに公開されており
閲覧することが可能です。
はやぶさカプセル粒子サンプルリスト (http://hayabusaao.isas.jaxa.jp/samples/)
各粒子の形状や初期分析のデータも含まれていますので、どんなものなのか
一度見てみると面白いでしょう。

はやぶさカプセルのキュレーションチームは、サンプル配布と平行して、
今後もカプセルから粒子を取り出し、カタログ化を行い、今後の研究が出来るための
長期的保存のプロセスを進んでいく形となります。
NASAの月の石ですと、数十年後に登場した新しい分析方法で知見がわかることもあるようです。 
小惑星から持ち帰った貴重なサンプルが、数十年後でも活用出来るように保存してい事は、今後増えてくる小惑星探査との比較やさらに知見を広げるためにも重要となるでしょう。


会見の様子は

6月20日迄タイムシフト視聴が可能です(要プレミアム会員)


USTREAMの録画でも視聴が可能です

(NVS関東 きみ@Lica


参考リンク:
「はやぶさ」サンプル国際研究公募選定結果について http://www.jaxa.jp/press/2012/06/20120613_sac_hayabusa_j.html
はやぶさサンプル分析・国際AOとは何か? http://www.jspec.jaxa.jp/activity/hayabusa_ao/index-j.html
はやぶさカプセル(イトカワ)粒子のカタログリスト(英語) http://hayabusaao.isas.jaxa.jp/samples/ 



【放送予定】6月17日9時〜 NASA極限環境ミッション運​用(NEEMO)訓練」に参加​する油井宇宙飛行士による記者​会見

フロリダ州キー・ラーゴ沖に設置されている潜水施設
「アクエリアス」で実施中の「第16 回NASA 極限環境ミッション運用(NEEMO16)訓練」
に参加中の油井亀美也宇宙飛行士による記者会見をテレビ会議中継いたします

日 時: 平成24 年6 月17 日(日) 9:00〜9:20 の20 分間 (日本時間)
●NEEMO16 ホームページ(JAXA):
http://iss.jaxa.jp/astro/yui/neemo16/

●「油井宇宙飛行士のNEEMO レポート『宙(そら)亀日記〜今だけ海亀編〜』」:
http://iss.jaxa.jp/astro/yui/neemo16/news/

※天候、訓練日程、接続(通信)状況等により、予告なく放送が中止になる場合があります




【放送予定】6月13日 「はやぶさ」サンプル国際研究​公募の第1回採択結果に関する​記者説明会

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実施しております国際研究公募
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子(サンプル)の分析について
第1回公募分の採択に関する記者説明会をライブ中継いたします。
 
日 時 : 平成24 年6 月13 日(水) 17 時00 分〜

※本放送はJAXAの許可を得て放送しています。
※本説明会に関係の無い政治的発言はご遠慮ください。
※登壇者、質問者個人を侮辱する発言はご遠慮ください。
 




【レポート】金星の日面通過撮影遠征について

6月6日の金星日面通過の生中継を見て頂いた方、長時間ご試聴ありがとうございました。
石川県を担当しておりました、きみ@Lica です。
今回の金星日面通過の中継に関してのレポートとなります。

本来でしたら、北海道、埼玉、つくばの三拠点からそれぞれのメンバーが配信を行う予定でしたが、関東地方の天候が
あやういと判断し、結果としては石川県まで移動して配信を行いました。

■晴れを追った1日
 6月5日時点で、台風三号が本州 南沖を通過することが分かっており
 日面通過時は台風が抜ける西日本の方が晴れる確率が高く、関東地方は雨か曇りの予報
 が殆どであったため、5日夜から埼玉から西の方へ移動を開始しました。
 当初は、名古屋あたりであれば、大丈夫だろうと思っていたのですが…

 晴れの場所を探すのに、利用した主なサイトはこちら
 ・気象庁
  特に 雨レーダーキャストナウ
      台風情報
 GPV 気象予報 
  GPV.info
  こちらは、雲量を5kmメッシュでのグリッド表示で予報を出してくれ
  かつ、1日4回と更新頻度が高く、星観測を行う方々に重宝されているようです。

 日が変わる頃には、中央道の恵那峡SAまで移動し、仮眠と予報の更新待ちで休憩。
 AM3:00にGPVと気象庁雨レーダの更新を見たところ、名古屋の雲量確率が
 増え、南ほど降水が発生していたため、さらに西へ移動することを決めました。

 AM4:00頃には白み始め、空の様子が肉眼でも確認出来るようになり
 西と北の方が多く晴れ間が観られる様になってきたため、ここからは予報に頼らず
 北陸道方面に進む事をしました。

 空の様子を見ながら進んでいると、どんどん雲が切れていくことが実感でき
 このあたりでようやく、移動が成功した事を実感し始め、AM6:30ごろ北陸道尼御前SAに到着。

 到着後、驚いたのが駐車場脇に望遠鏡がすでに5〜6台準備されていたこと。
 観測したい人はみんな考えることが一緒なのですね。

 さて、この尼御前SAにはハイウェイオアシスもありSAから
 徒歩で表に出ることが可能です。
 海も見え、景観よさそうなので、岬の公園で観測を行うことにしました。
 尼崎岬
 中継現場

 そうして、無事7時〜14時までの間、ほとんど雲に隠れることなく
 金星の日面通過を観測することが出来きました。
 (日差しがきつく、人間とパソコン的には少々辛かった)

 また、通りすがりの観光客の方々が、結構声をかけてくださり、
 カメラのモニタと私の日食グラスを使って
 実際に太陽を見上げてくれたことが楽しかったです。
 カメラのモニタで金星があることを確認してから、グラスを使って肉眼で見ると
 金星を認識できるケースが多いようでした。

 てるてるあかつき
 前回、金環日食の時は発熱してしまい、観測をあきらめた経緯もあり
 金星探査機「あかつき」のマスコット「あかつきくん」をてるてる坊主にして
 準備した成果がでて何よりです。
 (金星探査機あかつきは、2015年末か2016年に周回軌道に入り、
  金星観測を観測を行う予定。
  今回私が撮影したより鮮明な金星像を届けてくれることでしょう、)


■金星日面通過の中継と動画
 
ニコニコ動画では6月13日迄3箇所中継のタイムシフト視聴が可能です
(要プレミア会員)

また、石川での記録をまとめた動画を用意しました。





別地点では、北海道(名寄天文台)と熊本でも観測が成功しておりますので
そちらもあわせて紹介します。



(NVS関東 きみ@Lica

【放送予定】6月6日 金星日面通過

6月6日の金星太陽面通過の模様を「北海道」「茨城」「埼玉」から放送予定です。

次に金星が太陽の前を横切るのは105年後の2117年だそうです。

北海道
外蝕の始め 7時10分03秒
内蝕の始め 7時27分37秒
最中心   10時29分22秒
内蝕の終り 13時30分26秒
外蝕の終り 13時47分52秒

関 東
外蝕の始め 7時10分53秒
内蝕の始め 7時28分29秒
最中心   10時29分39秒
内蝕の終り 13時29分59秒
外蝕の終り 13時47分26秒

詳しくは国立天文台ホームページなどをご参照ください
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20120606-venus-tr/index.html

※天候や通信電波状況などにより予告無く放送を中止する場合があります。
※野外の長時間配信の為、バッテリ切れで放送が中断・途中終了する場合があります。
※長時間に亘る放送の為、前半、後半に分けて放送いたします。

 

2012/6/6金星日面通過第一第二接触〜


2012/6/6金星日面通過〜第三・第四接触


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