【レポート】内之浦 ロケット見学場 ストリートビュー集

内之浦の宮原(みやばる)ロケット見学場がリニューアルされていましたので、
種子島取材の途中で足を延ばして見てきました。
かなり広くなっており、きれいに整備されていました。
この後、アンテナ模型の展示やトイレの増設工事も予定されているとの事です。

ロケット見学場を観光スポットに | きもつき情報局(ポータル)

かなり広くなりましたが、一部、射点が見えない場所もありますので、
次回打上げまでにレポートを掲載したいと思います。
夏の某イベントに向けて編集作業に専念しますので、暫定として先行公開しておきます。

※編集直後の為、Goole Viewで方位がずれているコマがありますが、
 時間が経てば正しい方位に修正される見込みです。

宮原ロケット見学場
内之浦宇宙空間観測所の南側に設けられた見学場。
射場を直接見ることができる。射場までの距離は約2.8km



Google view

叶岳芝生広場
内之浦宇宙空間観測所の北側の叶岳にある公園。
射場を直接見ることはできず、打上げ後、山越しにロケットが見えてくる
射場までの距離は約2.7km

叶岳ボードウォーク
内之浦宇宙空間観測所の北側の叶岳にある公園。
射場を直接見ることはできず、打上げ後、山越しにロケットが見えてくる
射場までの距離は約2.7km

【レポート】2015年7月1日実施のうるう秒についての説明会


画像:2012年7月1日のうるう秒挿入 (撮影:NVS)


2015年7月1日に実施予定のうるう秒について
日本標準時JSTを配信している情報通信研究機構(NICT)による説明会が実施されました。

・なぜうるう秒が発生するのか?
・世界標準時(UTC)、日本標準時(JST)とは?
・日本国内で配信されている時刻情報とは?
・配信サービス毎のうるう秒の配信の方法について
・うるう秒を体験するには?
・うるう秒の廃止の検討について

日本を始め、アメリカ、フランス、オーストラリア、韓国、中国がうるう廃止を支持する中、
うるう秒廃止に異議を唱えるロシア、イギリスの事情とは?

ニコニコ動画で視聴する≫ http://www.nicovideo.jp/watch/1431706875


YouTubeで視聴する≫ http://www.youtube.com/watch?v=Uk72N-FdHow

(以下2015/5/19追記)
●なぜうるう秒が発生するのか?
 地球の時間は元々、天文観測で求められており、1日は地球が1周する時間で、
 1時間はその1/24。1分はさらに1/60。1秒はさらに1/60の時間でした。
 その後、時計が進化し、1967年以降は数十万年に1秒しか狂わない
 セシウム原子時計を基準にするようになりました。

 しかし、実際は地球の自転は不規則で、セシウム原子時計による国際原子時(TAI)が
 制定された1958年から、今日までに35秒も自転の速度が遅くなっており、
 ここ数年では地球の自転が0.001秒ほど遅くなっている為、
 1000日(約3年)で1秒程度の誤差が出てしまいます。

 狂う事の無いセシウム原子時計を基準に使いながらも、遅くなっていく地球の自転に合わせる為に、
 地球の自転を元にした世界時(UT)とセシウム原子時計を元にした時間の差が0.9秒以上にならないように
 うるう秒で補正しています。この時間が世界標準時(UTC)です。 
 
 うるう秒の実施は、地球の自転を監視している機関。国際地球回転・基準系事業(IERS)が決定し、
 実施が決まった場合、1月1日。または7月1日のどちらかにうるう秒が挿入されます。

資料:情報通信研究機構(NICT)

●世界標準時(UTC)、日本標準時(JST)とは?
・世界標準時(UTC)は国際度量衡局(BIPM)が世界中にある原子時計400台の平均を元に決めていますが
 計算に1ヶ月の時間が掛り、400台の時計の平均なので、時計としての実体はありません。
 なお、400の原子時計のうち、18台は日本の情報通信研究機構(NICT)のセシウム原子時計で、
 世界標準時に占める割合は7%。世界2位の割合となっています。

・日本標準時(JST)は情報通信研究機構(NICT)により決定されており、
 まず、セシウム原子時計18台でUTC(NICT)を計算し、その時間に時差9時間を足してJSTを決めています。

●日本国内で配信されている時刻情報とは?
 情報通信研究機構(NICT)で決定された日本標準時(JST)は
 「標準電波・電波時計」「テレホンJJY」「NTP(インターネット)」「商用時刻認証」などで配信されています。
 

●配信サービス毎のうるう秒の配信の方法について
・標準電波・電波時計
 電波時計の時刻情報には「分」「時」「1月1日からの経過日数」「年」「曜日」の情報が含まれており、
 全ての情報を受信するのに1分掛ります。その為、リアルタイムにうるう秒を受信する事は困難です。
 しかし、2015年6月2日の9時から送出する電波にうるう秒を告知する情報が付与されていますので、
 時計がうるう秒の自動挿入に対応している場合、自動でうるう秒が挿入されます。
 一般に市販されている電波時計の多くは自動対応しない為、7月1日9時00分以降に電波を受信すると
 うるう秒が修正された時刻が表示されます。

・テレホンJJY
 通信・放送事業者向けのサービスなので一般人が触れる機会はありませんが
 時刻情報としては7月1日8時59分59秒の次に60秒を挿入した時刻が配信されます。
 また、こちらも電波時計同様2015年6月2日の9時からうるう秒情報が送出されるので、
 うるう秒に対応できないシステムの場合、専用の受信機で100秒前から1/100秒ずらし、
 うるう秒を発生させない処理をする場合もあります。

・NTP(インターネット)
 NICTのNTPサーバ(ntp.nict.jp)からは7月1日8時59分59秒の次に60秒を挿入した時刻が配信されます。
 こちらも6月30日9時00秒から7月1日8時59分60秒の間にうるう秒予告情報が付加されて配信されます。

 ※NTPにおけるうるう秒予告方法は、2010年に1ヶ月前から予告情報を配信すると改定されたが、
  旧システムが稼働している場合を考慮し今回も旧方式の前日から予告情報を配信するとの事。


●うるう秒を体験するには?
・「電話時報」
 ひかり電話の117サービスは  チッ、チッ、ピッ、ピッ、ピッ、ポーンポーン! と2回鳴ります。
 加入電話、INSネットの場合、  チッ、チッ、チッ、
ピッ、ピッ、ピッ 、 ポーン! と秒音が1つ多くなります。
 参考:時報サービス「117」の「うるう秒」調整の実施について

 https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20120615_02.html

・「NICT インターネット時刻供給サービス」http://www.nict.go.jp/JST/JST.html
 NICTのホームページで60秒が挿入された時刻を見る事が出来る。
 ただし、閲覧が殺到した場合、ページが開かなかったり、時差が発生する事がある。
 コンピュータの内蔵時計もリアルタイムでNTPと同期している訳ではない為、
 「NICT インターネット時刻供給サービス」の下段に表示される
 「あなたのコンピューターの内蔵時計」が1秒ずれるはずです。


・「電波時計」
 市販の電波時計の多くは1日に数回しか電波による補正を行わない為、
 うるう秒は即時に反映されない為、7月1日9時00分00秒以降に電波受信の操作を行うとで
 うるう秒の補正された時刻が表示されます。
 もしくは家庭にいくつか時計がある場合、電波時計だけ手動電波受信をすると
 それ以外の時計と1秒ずれが発生するはずです。

・「うるう秒(60秒)対応の時計を見に行く」
a)情報通信研究機構NICT本館 東京都小金井市
b)武蔵小金井駅コンコース 東京都小金井市
c)おおたかどや山標準電波送信所のモニュメント 福島県田村市都路町国道288号沿い
 GoogleMAP> https://goo.gl/maps/tBk3b ※海側は帰還困難区域の為、通行規制があります。
d)おおたかどや山標準電波送信所のモニュメント 福島県双葉郡川内村 県道36号沿い
 GoogleMAP> https://goo.gl/maps/SGmu2 ※海側は帰還困難区域の為、通行規制があります。


●うるう秒の廃止の検討について
日本を始め、アメリカ、フランス、オーストラリア、韓国、中国は、
・改ざん防止のタイムスタンプシステムをはじめ、
 時刻情報を参照するコンピュータ機器が増大している事
・電子商取引などで秒単位の時差が許容できなくなっている事
などを理由にうるう秒廃止を支持。

イギリスは世界時(UT)の観測基準であるグリニッジ子午線を有しており、
グリニッジの伝統を受け継いだ時間系を守る為、うるう秒廃止に異議をとなえており、
協定世界時(UTC)は維持したまま、別の連続時間系の新設を主張しています。

ロシアはロシア版GPSのGLONASSがUTCを採用しており、
うるう秒の扱いが変わるとシステム改修が必要になる事などを理由にあげ
今後も協定世界時(UTC)を採用し、新たな時関係の新設やうるう秒の廃止も必要無いとの立場を表明しています。

その他、アラブ諸国やアフリカ諸国はうるう秒を廃止する事の
メリット、デメリットの議論、検討が十分でない事を理由に態度を保留しています。

●もし、うるう秒が廃止が決定された場合
うるう秒問題は2015年11月のWRC(World Radio communication Conference)で最終決定される見込みで、
もし廃止が決定してもすぐに廃止されるわけでは無く、最短でも2022年まではうるう秒の管理は実施されることから、今年11月にうるう秒の廃止が決定されても現状のペースで進行すれば、あと1回くらいはうるう秒が実施される可能性があります。

また、うるう秒が廃止されると、自転のズレはそのまま蓄積され、修正されないため、このままのペースが続けばズレがどんどん蓄積され、50年後には世界時から30秒ほどズレた時間で生活をする事になるかも知れません。


■参考記録映像 2012年7月のうるう秒挿入の時の模様


【レポート】だいちの星座プロジェクト|ドキュメント展

 去る2月21日、3月7日に撮像が実施された
「だいちの星座-つくば座・もりや座-」の撮像結果の展示展が
4月18日から5月23日まで茨城県守谷市のもりや学びの里で開催されています。

大井沢小学校跡を利用した施設の3教室を使い、
1m角にプリントアウトしたつくば座・もりや座の展示の他、
実際に使用したコーナーリフレクター(CR)の展示や
当日、NVSで実施したネット中継の録画映像の上映等がおこなれています。

スタジオ1に展示された撮像結果のパネル
スタジオ1は暗室になっており、まさに星座の観賞という雰囲気。スタジオ2には90cmと2mのコーナーリフレクターさらに人間リフレクターが展示されており、スタジオ3には観覧者も星座を描く事が出来るコーナーが設置され、NVSで実施した当日のネット中継の映像も上映されている。

ワークショップ参加者によるつくば座・もりや座のイラスト





会期中、「新しい星座を考えよう」用紙に観覧者が自由に星座を描き、だいちの星座プロジェクトに提供する事もできる。
何かの機会に過去の事例で掲載される事もあるかも知れない。もちろん記念に持ち帰る事も可能。

もりや座撮像日の中継を視聴頂いた方はご存じと思うが、残念ながら、もりや座の撮像日
は雨模様だったが、結果はこの通り。
撮像当日ネット中継を実施したまなびの里のポイントでは11基のリフレクターの強い反射と左側に人間リフレクターの反射が綺麗に映っている。

こちらのポイントでは中央に90cmリフレクター。上下左右に60cmリフレクター。その周囲の人間リフレクターもきれいに映っている

こちらの撮影ポイントは90cmリフレクターの上下にV字に列を成した人間リフレクターが映っているのが確認できる。

写真ではあまり綺麗にお見せできないが、実物の1mパネルはまさに星空を映した写真のようで是非現物を見て頂きたい。

公式サイト:だいちの星座プロジェクト ドキュメント展 開催!|4月18日(土)-5月23日(土)

【アーカイブ】超小型深宇宙探査機「PROCYON(プロキオン)」のノミナルミッション達成と運用状況の説明会

 
「PROCYON(プロキオン)」のイオンスラスタ作動試験 提供:東京大学

2015年4月6日開催された
超小型深宇宙探査機「PROCYON(プロキオン)」のノミ
­ナルミッション達成と運用状況の
説明会の模様を公開します。

登壇者:(敬称略)
 東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻
 准教授 船瀬 龍

 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 宇宙飛翔工学研究系
 准教授 川勝 康弘







【参考情報】
・2014年11月5日(水) 10:30〜 超小型深宇宙探査機「PROCYON」 ミッション概要説明会
 http://blog.nvs-live.com/?eid=250
打ち上げ前の概要説明会はこちら

【レポート】種子島 ロケット見学場 ストリートビュー集

種子島の主なロケット見学場のストリートビューを作成しました
スマホでのパノラマ合成の為、画像が乱れている部分がありますが、見学のご参考にどうぞ


恵美之江展望公園
https://www.google.com/maps/views/view/116187626255349579978/gphoto/6112367235733934354
射場から約3kmと一般人の立入り可能な一番近い見学場。
打上げ前には交通規制が実施され、入場整理が行わるので、情報収集をお忘れなく

※追記:入場整理の為、約1日前に立入り禁止になり、指定された時間まで入場できなくなります。
 途中の道が狭いため、交通も一方通行規制などが実施されます。
※お土産の売店と仮設トイレも設置される

ビュー: 日本, 鹿児島県熊毛郡南種子町(撮影: Necovideo NVS


長谷展望公園
https://www.google.com/maps/views/view/116187626255349579978/gphoto/6112743089142983122
一番メジャーと思われる見学場。
7kmと離れているが、駐車場も広く、広場も傾斜しており大勢集まっても見やすい。
ただ、H-2Aの打上げの際はロケットの右半分が組立棟に隠れてしまう。
屋台も出るため、軽食もとれる。公園内にトイレあり。

宇宙ヶ丘公園
南種子町の市内から近い見学場。
打上げ時は近隣のテニスコート駐車場の利用に絡んで交通規制がある。
射場が直接見えるのは道路側のみで広場から射場は見えない。公園内にトイレ有り。

前之峰グラウンド
https://www.google.com/maps/views/view/116187626255349579978/gphoto/6116015443825159778
南種子町の市街から近い見学場だが、こちらも射場は見えないので、打上げの瞬間を見ることはできない。トイレ有り。

■番外編:千坐の岩屋
干潮時の千坐の岩屋です。満潮時は海没して裏側の半分までしか入れないので干満を調べてから行くのが吉。
気象庁:潮位表(種子島)
※内容には気を付けておりますが、間違いがある場合がありますので、必ずご自身でご確認ください。


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