【放送予定】7月19日,20日 S-310-42,S-520-27号機の連続打上げ


画像: 1晩で2機連続打ち上げをするS-310とS-520ロケット 撮影:NVS

観測ロケットS-310-42,S-520-27号機の連続打上げの模様を内之浦宇宙空間観測所より独自ソースで中継する予定です。

実験目的「電離圏E領域とF領域の相互作用に関する総合観測」
予定日 : 2013年7月20日(土)
打上時刻 : 23時00分〜25時00分の間 
       S-310を打ち上げた後30〜60分後にS-520打上げ。

※実験に適した状態になっていないと判断された場合は打上げがおこなわれません。
※条件
 月明かりのある夜間であること。
 電離圏に電子密度擾乱が発生していること。
 ロケットの保安や飛行に影響を与えない天候であること。
※天候、通信環境、その他状況により延期や中止、中継の不成立になる場合もございます。
※モバイルで配信となりますが、特に携帯電波の変動が大きい場所ですので、不成立の場合はご了承ください。

■7月21日(日) 04:00〜 観測ロケット打上げ後会見 ※New!
USTREAMで視聴する≫ http://www.ustream.tv/recorded/36118867
ニコニコ生放送で視聴する≫ http://live.nicovideo.jp/watch/lv145852299



■7月20日(土) 22:30〜 観測ロケット連続打上げ
USTREAMで視聴する≫ 全編 http://www.ustream.tv/recorded/36106921
 S-520ハイライト http://www.ustream.tv/recorded/36106921/highlight/385963
ニコニコ生放送で視聴する≫ http://live.nicovideo.jp/watch/lv145103997
 


■7月19日(金) 20:00〜 打上げ前の説明・勉強会
※直前で申し訳ありませんが、20時からの録画配信とさせていただきます。 ご了承ください。
USTREAMで視聴する≫ http://www.ustream.tv/recorded/36056355
ニコニコ生放送で視聴する≫
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv145102896





■飛行経路の推定と発光観測

今回2つの発光実験と言うことで、打上げ情報などをもとに推定の飛行経路をgoogle mapにプロットしました。
観測などの一定の参考となれば幸いです。

Download →  GoogleEarth観測ロケットS-310-42​,S-520-27号機推定飛行経路
注意点:要GoogleEarth
    「2013年度第一次観測ロケット実験の実施について」
    ノータム情報を元に、おおよその位置を手打ち入力したものです。
    軌道は最高高度と落下点を元にした放物線となっています。
    S-310のTMA発光高度を高度80km以上としています。 (黃色ライン範囲)※19日アップデート
    S-520のリチウム発光は130km〜100kmとしています。(黃色ライン範囲)※19日アップデート
   経路の一定の参考になると思いますが、実際の飛行経路と異なる可能性が高いです。
   発光高度や時間が分かったのち、可能であればアップデートします。

■発光について
S-310のTMA散布は、一般でも発光を捕らえられる可能性が高いです。
S-520のリチウム発光は、月光での励起を利用する為、地上観測は難易度が高です。
リチウム発光はJAXAの観測も航空機を併せて行う予定です。

■画像

画像 ドーム内に並ぶS-310-42号機とS-520-27号機  撮影:NVS
公開時は熱対策を含めドーム内で行われました。 
実際はドームの外から打上げとなります。 


画像:2012年に導入されたJAXAのジェット機FTB「飛翔」 撮影:NVS
月明かりを利用するリチウムの励起発光は太陽励起の40万分1程度と予想されるため
飛翔を利用して上空12000mから撮影を試みます。
実験時は種子島空港から飛び立つそう


■打上げ後動画
ニコニコ動画→ http://www.nicovideo.jp/watch/1374554640


youtube → http://www.youtube.com/watch?v=NglCVPqhuPI



■画像

画像:ハイスピードカメラで撮影したS-310-42号機の打上げの瞬間 撮影NVS


画像 コンパクトデジカメで捕らえたTMA発光の様子 画像NVS

■JAXA提供画像


画像:夜間離陸するJAXAのジェット機「飛翔」 画像提供JAXA


画像:「飛翔」機内の今回実験の撮影カメラ設置の模様 画像提供JAXA
種子島空港より上空12000mで撮影を行っています。



画像:JAXA航空機「飛翔」より 上TMA発光(23時04分) 下リチウム発光(0時06分)  画像提供 JAXA


画像 内之浦より TMA発光 上23時03分 下23時07分 画像提供JAXA


■NVSのした質問
・打上げ前会見

 TMA発光とリチウム励起発光の中性大気観測の使い分けは
 →TMA(トリメチルアルミニウム)は自己発光するが酸素と反応する必要となる。
  高度130km程度までは酸素があるので発光するが、160kmいくと酸素が少ないため発光しない。E領域の観測に向いているがF領域では使えない。
  リチウムは太陽や月の光の受けて散乱光を発するため、酸素がなくても発光する。
  ただし、あまり高い高度までいくと、散布してもすぐに拡散してしまうためすぐ暗くなる。
 
 地上観測はあるか
 →3地点で観測 内之浦、高知県室戸(高知工科大学)、種子島

 肉眼では捕らえられないリチウム発光を、航空機からどうやって観測するのか。
 →ロケットの予測軌道をもとに、飛行機の飛行経路と計算してカメラを向ける

 アメリカワロップスの観測ロケットでも同種の実験があったが、関係性について
 →リチウム発光の実験は2007年に日本で行ったが
  それをうけてアメリカが実験協力の打診があった。
  経緯はいろいろあるが、日米協力で実験をおこなった。
  アメリカでは日中のリチウム発光観測というチャレンジを行った。
  今回リチウム発光の実験でもアメリカが観測に参加している。

 天文ファンが撮影をねらっているがポイントについて
 リチウム発光についての難易度
 →TMAの発光は数秒シャッターを開けば撮影できると思う。
 世界で初めて月光利用のリチウム発光となる。
 リチウム発光は嬉しい方の誤算があれば地上でも映るチャンスはあるが
 予想の2〜5倍程度では地上からは映らないのではないかと考えている。

・打上げ後会見
 リチウム発光は予想していた明るさと比べてどうであったか。
 →事前の会見では地上観測は出来ず、航空機からでやっと見える程度と考えていたが
  予想以上に明るかった。
  飛行機の中では撮影しながらの画像確認段階で映っていることが確認出来ていた。
  種子島で撮った地上観測、内之浦での地上観測でも映っていた。
  予想以上にリチウム発光は明るく、コントラストも強かった。

 TMAの発光雲がぐるっと渦をまくのは予想できていたか
 →あの速度構造のことを速度シアというが、起こることは予想できていた。
  過去の観測でも半分ぐらいの確率でみえている。

 地上観測は3箇所(内之浦、種子島、室戸)ともでできたか
 →残念ながら室戸では雲が多く観測できなかった。 種子島と内之浦で観測。

 観測ロケットのアビオニクス共通後の2機連続で打上げであったが運用に関して
 →アビオニクス新しくなったことと、宮原のレーダーが高性能化したが
  観測ロケット2機同時には電波が出せない。 
  そのため1機ごとにデータを保存して切り替えをしている。
  リハーサルでも慎重にテストを行った。
  15分ぐらいで切り替えができるが、観測の方の要望が有り57分後とした。
  今後はもっと短縮できる。 確実に運用できる体制ができたと思う。

 電子擾乱は打上げ時、発生していた状態であったか
 →20時ぐらいはまだはまだ活発ではなかったが
  1時間ぐらいまでは、そこそこ擾乱が発生するようになっていた。


■関連情報
JAXA「2013年度第一次観測ロケット実験の実施について 」 
 → http://www.isas.jaxa.jp/j/topics/topics/2013/0521_s-310-42.shtml

せんだい宇宙館 宇宙花火出現!? S-310-42号ロケット実験を観察しよう
 → http://sendaiuchukan.jp/event/news/2013-7.html



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